人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

ネトウヨとパヨク

ネトウヨという言葉が5年以上前にネット上に出てきてから早くも時間が進みました。このネット右翼という言葉、どうなのだろうとかねてから思ってきました。

 

基本的にこの言葉を使っている人は左派の人が多いです。(最も最近は自称しているtwitterアカウントなどもちらほら見かけます)左派の人たちにとって自分たちより保守的な考え方を持っている、ましてや安倍政権を積極的に支持している層というのは、同じような層に見え、一括にしがちです。

 

一方の言葉に「パヨク」という言葉もあります。どこから「パ」が出てきたのか本当に謎ですが、とにかく一般的に広まってしまった言葉です。右派から見ればリベラル系の界隈の人というのは皆同じように見え、一緒くたにしがちなのでこの言葉は多く使われているのを散見します。

 

この2つの言葉の定義を書く本も一時期出ました。どちらも「対話出来ない層」というのが言葉の定義だったような気がします。たしかにそんな気もします。

 

しかし、僕はこの2つの層、実はそんなに多くはないと思うのです。ネット上でネトウヨだのパヨクだの思われている人のtweetをきちんと読むとグラデーションがある。保守系の界隈の人でも政権に批判的な人はいるし、リベラルな考え方を受容できるひともいる。リベラル系の界隈でもまた然りです。

 

おそらく、保守系の界隈の人たちはあまりにイデオロギーの色が強かった戦後教育を受けてきて、その反動によるリベラルに対する不信が強まっているだけだし、逆にリベラル系の人々はどちらかというとややマッチョな議論になりがちな保守に対する不信感が元々あるだけ。

 

ただ、最近は政治家も加わってお互いを無駄に煽り合っているように思えます。だからあえて言うと「ネトウヨ」垢も「パヨク」垢もどちらもフォローしとくと相互理解が深まるのではないでしょうか。