人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

今の社会はそれほどひどいか?

 今の社会は悪くなったというといいます。経済成長が止まり、少子化で高齢者が増え、将来の所得の伸びが見込めず、子供の貧困みたいなものもでてきた。でも、ぼくそんなに悪いとは思えないんです。

 

 まず、治安。犯罪の件数は過去最小を更新し続けています。人類の歴史上、これほど治安の良い社会は実現されたことがないと思います。はっきり言って異常な治安の良さです。また、過去よりも遥かに多様性に寛容な社会になりつつあります。

 

 高度成長がよかったというひとがいます。しかしあれは、健康で敷かれたレールから外れずに生活できた男性と、そういう男性の稼ぎで専業主婦をやっていたかった女性にのみ良かった時代です。そこからはみ出る人にとっては地獄でしかなかった。あの時代にキャリアを築いた女性やマイノリティの方というの本当にすごかったと思います。

 

 男たるもの、女たるものという価値観には全くついていけない僕にとっては苦痛で仕方なかった時代なんだろうと思います。あとは、タバコが減った。これは致命的な問題です。タバコ吸っている部屋で僕は1時間保たない。車の排ガスもそうです。むかしのままだったら、僕は一年中マスクするはめになっています。

 

 あるいは輸入品など。僕はイタリア料理が好きなんですが、以前であれば全然輸入食材は入ってこなかった。知識も全然入ってこなかった。いまでも農水省の区分ではフジッリペンネもマカロニって書いてあるからおもしろいものです。僕の好きなキウイも食べられなかったんでしょうね。

 

 なによりもインターネットがなかった。これは致命的です。これなしに僕はどういった人格形成されてきたかわかったものじゃない。これがあるからこそ、もう1年も話していない旧友の日常が手に取るように分かり、すぐに知りたい知識を仕入れ、世界のトレンドを抑えることができるんです。このブログだって書ける。

 

 そして、僕らはここからの第4次産業革命の当事者になれます。各国のパワーバランスと社会構造はこれから大変動することは間違いないでしょう。どんな風に変化するかはおいておいたとしても。数年前はトランプが大統領になっただけで驚かれた時代でした。今は普通になっています。こういうことの積み重ねが将来の大変化を生むような気がしています。こういった変化を日々実感できるのは本当に楽しいです。

 

 ということで、そんな悪くないと思います。将来は不安ですけどね。それではまた!