人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

第4次産業革命

 僕は就活を2019年度卒としてしていました。終身雇用が崩壊する中にあって、みんな将来どんなことをしたら食いっぱぐれないか考えるんですね。で、僕らの生きる将来世界を表す言葉に「第4次産業革命」ってのがあります。大学生協にはこの文字が並んでいます。政府は「society5.0」ってのを押している。内容はたぶんほとんど一緒です。社会の捉え方が少し違うだけで。

 

 このブログ、「人生は壮大なネタ作り」って名前になっている。「人生 ネタ」で検索したら「人生は壮大な暇つぶし」ってのが出てきて、これをかけ合わせた僕なりの造語です。このブログ名じゃないですけど、これから社会で実現していくことは本当にネタみたいなことばっかりなんじゃないかと思います。

 

 一番わかりやすいのは完全自動運転。まだ夢物語だと思われている方多いですけど、これは具体的に「あと何年で」ってフェーズに入りつつある。夢物語から具体にしていかなければいけないのはむしろ空飛ぶ車。日本企業は腰が重いですけどね。やっぱり車好きな方が自動車会社には入社されるので運転に対する思い入れが強いんでしょう。

 

 で、人が運転しなくなること自体はどうでもよくて、むしろその結果としてどんな社会になるか。まず、みんな自動車所有しなくなるでしょう。家の前まで呼べば車が来てくれるのに家に駐車しておくスペースがもったいない。自動車は完全にシェアになる。田舎の近距離移動に使う小さな車なら所有することもあるかもですけど。警察は交通安全の仕事全くなくなりますよね。仕事どうするんだろ。あとは、公共交通の大変化が起こることは間違いなしですね。

 

 もっと先の話で行けば3Dプリンター。今でも簡単なピザぐらいなら作れるそうです。美味しそうじゃないけど。あとは自動で火を入れるにはどうすればいいかとかになるんでしょうね。3Dプリンター発達すると、例えば服を店で買わなくなる。ネット上でみつけたデザインをコンビニとかにあるプリンターで出力する。多分そんな感じになるんだと思います。そのうち3Dプリンター一家に一台みたいになったらもっと変わるかな。

 

 あとはセンサーの発達ってのはすごいと言われてます。超高性能のセンサーが超廉価になると世の中まるっきり変わってしまう。1超個のセンサーという意味で「トリリオンセンサー」の時代とか言うらしい。すべての巨大なデータの蓄積して、それを発達したAIが解析する。インフラメンテナンスとか都市計画とかビジネスはじめとしてなんでも使えそうですよね。

 

 一番最初に変わるのは養殖現場だと言われているらしいです。海底の土の成分や温度、状態をセンサーが把握してそれが5Gで高速に随時コンピューターにつながる。コンピューターは高度のAIでそれを解析して必要な注文や動作をする。注文を受けたロボットが自動運転で配達された飼料を巻くなりなんなりする。農業なんかにも応用効きそうですよね。

 

 これらが何年後に出てくるかはわかりません。わかりませんが、僕らが生きている間に出てきちゃうんじゃないでしょうか。その頃にはiPS細胞が人間の全臓器作っちゃう時代になるんでしょうね。想像できない。

 

 そう、もう想像もつかないんです。おそらく技術が人間の先を行ってしまう。僕は時代についてこれていない高齢者に、もう少し勉強して、と思うことあるんですけど、たぶん若者もついていけていない。だって無理でしょ。ギズモード・ジャパン読んでNewsPicks読んで、ロイター読んで、日刊工業新聞読んで、フォーリンアフェアーズ全部読んで。毎日できるわけがない。しかもそれでも追いつかない。

 

 だから、自戒も込めて言えば、すくなくともみんな意識は高く持たないといけないと思います。大丈夫。僕らの先祖は黒船きてから15年で300年続いた幕府倒しちゃってるんです。大変化に耐える力は僕らにもあるはず。

 

 それではまた!