人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

民主党保守系

 なぜか知らないけど3日前まで5件以下だったアクセス数がいきなり増え始めた…読んでくださっている方、本当にありがとうございます!

 

 さて、今日は国政の話を少し。

 

 細野豪志長島昭久旧民主党保守系と言われた議員の先生方がいらっしゃいます。この方々は当時の民主党民進党に諦めをつけ、離党されてきました。そして希望の党に参加。小選挙区で当選したものの希望の党が崩壊したのをきっかけに非自民を諦め、自民党に入党されていきました。

 

 僕はこういった先生方に好感を抱いてきました。あの民主党民進党で保守的な主張と発信をし続けることは本当にきついことだったと思います。党内ではいつも少数派。それでも、自分が自民党に入ってしまえばこの国の保守2大政党の夢は消える。そういった中で歯を食いしばってきたんだと思います。

 

 自民党にもリベラルな先生方はいらっしゃいます。しかし、それはそういった支持層が自民党支持層の中にも結構いるからであり、厳しい言い方をすれば、世論に日和っているようにしか見えません。(自民党保守系に関しても総理と保守層に日和っているようにしか見えないともいえる。)もちろん世論に近づくことは政治の使命だとは思うのですけれど。

 

 民主党民進党のなかで保守的(国家観に関して。福祉や子育て、多様性に関してはリベラルな主張をしておられます)な主張をするのはわけが違います。支持者はみんなリベラル。特に民進党になってからはその傾向が顕著でした。おまけに民進党にいるからというだけで保守派から売国奴と罵られる。本当に災難だったと思います。結局、長島昭久議員が先に、その後細野豪志議員があとに民進党を離党しました。

 


民進党・長島昭久衆院議員が離党の意向で記者会見(2017年4月10日)

 

 この時、やっとか…という思いがこみ上げてきて…。最後の理念のところが合わないときには組織を抜けざるを得ないですよね、やっぱり。こうやって自分の心情で行動できるのは選挙に比較的強いということもあったんでしょうか。そういう意味では選挙に強いというのは本当に大事。僕もこの離党を見て、自分自身を顧みました。(この後、僕自身も当時参加していた大学の団体を抜けています)

 

 このあと保守系の非自民の政党は維新の会を残すのみになりました。政権を担おうとする政党はすくなくとも一定程度の保守層を取り込みうる政党でなければなりません。そもそも日本のリベラルは外交安全保障に興味がなさすぎる人が多い。保守系の先生方が民主系から抜けてしまったことで、政権を担いうる第2党が誕生するのはいつになるのか、僕には見当がつきません。

 

 おまけに日本の場合は公明党共産党という巨大な固定票を持つ政党が存在します。公明党の票が小選挙区自民党議席を30-50ほど上積みし、共産党が野党の票を食べてしまうというそもそも政権交代は難しい構造になっています。だからこそ、野党には旧社会党路線をとっていただきたくないんです。自民党がどれだけプロフェショナル集団でも腐敗は起こる。

 

 戦前の政友会と民政党のように2大政党とまでは行かずとも、政権の中心になりうる政党がもう一つできる日が来ることを切に期待します。

 

ではまた!