人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

読んだ本

 こんにちは、今日は寒さが幾らかマシですかね。今日は本について少し書きたいと思います。

 

 本、何気なく読みますよね、特に小説を読む人が多い。なんとなく好きな作家さんとかいたりして。恥ずかしながら僕はあまり小説は読んできませんでした。例外的に司馬遼太郎歴史小説は読んできたんですけども。あとはもう少し硬い本ばっかりでしたね。ほとんど岩波文庫講談社学術文庫になるような。(おかげで大学図書館は天国です)

 

 それはいいとして読んできた本って少なからずその人のものの考えかたに影響をもたらしていると思いませんか?僕は結構あると思うんです。だから、その人の大好きな本を紹介してもらうとその人の考え方の一端がわかる。(ような気がする)

 

 僕は一番影響を受けているのが小学校から中学校に上がったぐらいに読んだ「坂の上の雲」です。今でも心の支えです。出てくる人が本当にかっこいい。そのあと他の司馬遼太郎も読みましたけど、歴史小説で描かれる人ってだいたい一風変わったところをもっていて、現代のこの国に多い同調圧力みたいなのを全く気にしていない。というか感じていない。

 

 それが本当に痛快でかっこいいんです。そのかっこよさが大好きで、歴史小説をたくさん読んできました。そういう意味では、小さい子が戦隊モノをみてかっこいいって言ってるのと本質的には変わらない感覚で司馬遼太郎を読んできたんだと思います。

 

 そういったものばかり読んで憧れてきた結果、僕自身もだんだん世の中の「普通」ってのを気にしなくなるようになって、ちょっと変わった人という扱いを受けるようになりました。影響を受けるものですね。それに現代小説というのをあまり読んでこなかった。

 

 現代小説というのは人間が成長していく過程で得ていく複雑な感情を描くことが多いです。そら単純だったら小説にならない。でも僕が憧れてきた歴史小説ってびっくりするぐらい単純で、ピュアで、異端で、周りを圧倒して偉業を成し遂げるような人たちばかり。それと真逆の人たちを現代小説は描くので、僕は、なんとなく現代小説の登場人物に感情移入できなくてあまり読まずに来ました。

 

 ところが最近、幾人かの大切な友人から本を借りて読む機会が増えました。すべて歴史小説でない、小説です。読めばその人の考え方が少しわかるかもしれないと思って読んでみると、やっぱり少しわかったような気になるんですね。おかげで会話もスムーズになるような気がする。実利があるから飽きずにちゃんと読む。すると面白さが余計にわかる。

 

 今まで手を出してこれなかった現代小説の世界、これからは他の人に推薦を願って、たくさん読んでいきたいと思います。読んだ本でその人を知るってのは、意外と社会に出てからも通用するんじゃないかな。まぁ、社会に出たら本読む時間ないか笑

 

 星の数だけ本がある中で人生で読める本は限られている。文庫本だけでも気が狂いそうなぐらい。でも、やっぱり本は一冊一冊人生を豊かにしてくれるので、貴重な余暇の時間をこれからも読書に費やしたいと思います。