人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

ONE PIECE

 僕が唯一コミックスを買っている漫画があります。そう、珍しくもなんともない、「ONE PIECE」です。意味わからないぐらい売れ続けている。なんで売れているかはここでは置いておいて、なぜ僕が熱くなれるかを語りたいと思います。

 

①ストーリーに一貫性がある

 これはワンピースのすごいところだと思います。94巻まで来ていて、話が一貫している。もちろん、どこの島にいるかで〜編と名前が変わったりはしていますが、せいぜいその程度で、その島の回だけ読んだら読みきった感がでるということはない。いわば、物語の最初と最後だけ元々決まっていて、その間の話を膨らませ続けているだけでこれだけおもしろくできているというのは本当にすごい。

 

②「受け継がれる意志」

 ワンピースほど、過去の描写にこだわる漫画はないと思います。まず、「空白の100年」というワードが作者の歴史好きを思わせますよね笑 それぞれが、自分なりの過去を持ち、それぞれの出来事や島が、長い歴史を持っている。ワンピースがバトル漫画でありながらバトル漫画らしからぬ雰囲気を出しているのはおよそこの辺に理由があると思います。

 

③登場人物のピュアさと辛い過去

 ワンピースの登場キャラたちは本当に純粋です。まさにThe少年漫画といった感じで、感情にひねりがほとんどない。だからこそ真っすぐで、心が強い。少年の心を揺さぶるのは複雑な感情を持つストーリーよりもこういったものなのではないでしょうか。プラスして、それぞれ闇の部分の過去を持っています。辛い過去を持っていながらにして、へねくれずにまっすぐ生きている人は、他人の辛さに寄り添うことができ、かつ心の強さを持つ素晴らしい人間になれます。

 

④悪役が結構立派

 少年漫画においては図式がわかりやすいように悪役は本当に悪いだけということが多い。しかし、ワンピースはそうではありません。強敵になればなるほど豊かな人間性と好きになる要素を持っている。悪役がこれほど人気キャラになる漫画も珍しいのではないでしょうか。実際、僕の一番ワンピースの好きな言葉も、「人の夢は終わらねえ!!!」「笑われていこうじゃねぇか、高みを目指せば出す拳の見つからねえ喧嘩もあるもんだ」(マーシャル・D・ティーチ、黒ひげ)です。

 

 いやあ、感想が浅いですね。浅い。あとは伏線回収が見事すぎるとか色々あるんですけど、世界中のワンピース好きはみんなもっと立派な感想を書くのでこの辺にしておきます。

 

https://www.oricon.co.jp/news/2148735/full/

 

物語は佳境に近づいてきたようなので、これからもきちんと精読していきたいと思います!それではまた!