人生は壮大なネタ作り

日頃考えていることを文章にしています。ごく稀に更新します。

悪いもの探し

 みなさんは性善説派でしょうか、性悪説派でしょうか。僕は性善説派です。少なくとも国内においては性善説で生きていて間違いはないような気がしています。

 

 この辺は、どのような環境で生きてきたかによって変わるような気がします。僕の場合、例えば物がなくなったときも、大抵の場合、他人に盗まれた場合よりも自分でどこかにおいてきてしまった、ということが多かったように思うので、そのへんが関係しているのでしょう。

 

 もちろん、人間が完全な善であることはどんな聖人でもないのでしょう。それはそう思います。ただ逆に完全な悪ということもないと思うのです。歴史上に名を残した大悪人だって、優しい心を持っていたでしょう。

 

 ただ、世間は他人に「悪人」というレッテルを貼りたいんですよね。これはしょうがない人間の性なのかもしれません。「あいつがすべての元凶だ」みたいな語られ方をすることが多い。近代史、特に昭和戦期なんかまさにそうです。西洋人みたいに善悪二元論で歴史をかたるとろくなことがない。 

 

 今日の社会においてもそういうとこないでしょうか。身の回りの集団の中に「あいつが悪い」みたいなのは結構ある。

 

 社会を見渡してみても、政治家・官僚・医者・裁判官・経団連財務省教育委員会・マスコミ・労働組合などなど…叩かれる対象の本当に多いこと笑

 

 でも多分、その中の人たちはなんだかんだ一生懸命やっていて、真面目な人が多いんだとは思います。普段身近にいないから感じないけれど。あとはこういった人たちに対して、もともと期待値が高すぎるんだと思います。この国は平均的にみんなちゃんとしている分、めちゃくちゃかしこい生まれながらのエリートはほとんどいません。笑

 

 だからまぁ、諸悪の根源みたいな人がいても、あの人なりに色々あるんだろうな、と思って生きるようにしてます。分かりあえなくてもね。

 

それではまた!