責任
責任をとるってどういうことでしょうか。「責任取れるのか」「責任をとって辞任」「大人には責任がつきまとう」世の中にはこんな言説がはびこっています。しかし、責任ってなんなんでしょうか。だれも答えを教えてくれません。
一つ解釈としてあり得るのは、その問題に関して他人からの責めを自分だけで抱えることだと思います。これは文句ないのではないでしょうか。でもそれならば、「責任をとって辞職」みたいなことにはなりません。
あるいはお金の話でしょうか。それについて生じた損害を賠償すること。でもそれって別に「責任をとる」なんて宣言しなくても、賠償責任に問われるかどうかって民法に書いてある。生じた損害を衡平に分配する、大して問題になるでしょうか。
一番よくわからないのは、刑事事件の責任というやつです。「責任をとる」なんて宣言するかしないかに関わらず、裁判所が刑罰を課す。そこで反省しているかどうかなんて話がでてくる。「死んで償う」なんてのはもはや理解不能です。誰かにとってプラスになるんでしょうか。
人に「責任」という言葉で脅しをかけてくる連中がいますが、要注意です。わけのわからない言葉で脅してくる連中には近づかないほうがいい。と、思っています。